森林公園びふかアイランドに1泊2日ソロで行ってきた|巨大公園なのにソロが成立する理由と妥協ライン

旭川近郊で「大きい公園型のキャンプ場って、ソロだと落ち着かないんだよな」と感じている人へ。

今回は美深町にある 森林公園びふかアイランド に、夏の晴れた日、1泊2日のソロで行ってきました。総面積76ha、温泉もパークゴルフもチョウザメ館もある、いわゆる”にぎやか系”の巨大公園型キャンプ場です。

正直、行く前は身構えていました。以前レビューしたひがしかぐら森林公園も巨大公園型で、あそこはソロだと持て余す場面があったからです。ところが、びふかアイランドは違った。巨大公園型なのに、ソロがちゃんと成立する

15年ソロキャンを続けてきた目線で、なぜここはソロで成立するのか、そして逆にどこは妥協が要るのかを、正直にまとめます。

① 基本情報

項目内容
名称森林公園びふかアイランド キャンプ場(フリーサイト/オートキャンプ場)
住所〒098-2366 北海道中川郡美深町字紋穂内(びふか温泉に隣接)
電話01656-2-3688(管理棟)
営業期間5月上旬〜10月下旬
受付時間管理棟にて受付(チェックイン目安 午前〜夕方/チェックアウト 翌15:00)
予約フリーサイトは不要/オートサイトは要予約(5月1日〜受付)
料金(フリー)大人(中学生以上)700円・小人(4歳以上)350円・幼児(3歳以下)無料
料金(オート)1区画 3,500円(AC電源・水道付)
サイトタイプ芝+砂利のフリーサイト(区画なし)
車乗り入れ可(フリーサイト内に横付けOK)
レンタルテント2,500円/夜・毛布350円・マットレス150円 ほか
売店なし(道の駅・温泉売店が近い)
ゴミ持ち帰り
温泉隣接のびふか温泉で日帰り入浴可(11:00〜21:00・大人500円)

フリーサイトなのに 車をサイトに横付けできて、料金は大人700円。これが後述する「ソロが成立する理由」の土台になっています。

② キャンプ場の雰囲気

到着したのは夏の日中。当日は快晴で、日差しが強く、半袖でちょうどいいくらいの暑さでした。

場内に入ってまず感じたのは、とにかく広いということ。76haの敷地の中に、芝と砂利のフリーサイトが区画なしで広がっていて、好きな場所に自由にテントを張れます。車もそのまま横付けできるので、重いギアを運ぶストレスがありません。

そして、この広さがソロにとって効いてきます。ファミリー層も一定数いましたが、サイトが広いおかげで、隣との距離が自然に取れる。声が聞こえないわけではないけれど、視界に人がびっしり、という圧迫感はありませんでした。

湖のそばだったり、木々が高くて日差しを遮ってくれたり、ロケーションの引き出しが多いのもこの公園の強みです。広いからこそ、テントを張るだけで終わらず、園内をぶらぶら散策するのも楽しい。見慣れないものが多くて、大人でも新鮮さがあります。

一方で、正直に書いておきたいのが 長期滞在者が多い こと。ここは昔からライダーの聖地として知られていて、今は連泊・長期滞在のキャンパーが多い印象です。1週間くらい平気で滞在している人もいます。生活感のあるサイトが点在していて、そのぶん人の気配や生活音は完全にはゼロにならない。

「街から離れていて静か」なのは本当。ただし「無音の静寂」を求めると、時期とサイト選び次第でギャップを感じるかもしれません。ここは③の評価で詳しく分けます。

③ 独断と偏見の評価

レーダーチャートとスコアバーの通り、ロケーションは満点クラス。一方で 静かさ・トイレ・炊事場・アクセス は「悪くはないが満点ではない」現実的なライン。総合平均は 3.5 / 5.0 です。

パレットヒルズ(4.2)のような満点クラスではありません。でも、それでいい。この記事の芯は「文句なしの名スポット」ではなく、巨大公園型でソロをやるときの、譲るところと取るところの見極めだからです。項目ごとに解説していきます。

④ 施設紹介

サイト|芝は平坦・水はけ良好、設営はラク

今回張ったのは芝生エリア。全体的に平坦で、テントが立てやすいサイトでした。区画が分かれていないので好きに設営できて、車の横付けもそのまま。

水はけも悪くなく、雨上がりでなければ地面のコンディションで困ることはなさそうです。ペグはすんなり刺さりました。芝の下に大きな石が埋まっている感じもなく、鍛造ペグはもちろん、普通のペグでも設営しやすい印象です。(砂利エリアは今回張っていないので未検証。砂利側を狙うなら鍛造ペグが安心だと思います)

トイレ・炊事場|可もなく不可もなく、それが逆にいい

正直に書くと、トイレと炊事場はそこまで強く印象に残っていません。裏を返せば、使っていて不満やストレスがなかったということです。標準的な公共キャンプ場タイプで、必要十分。

炊事場は屋外なので、夏場は虫がそれなりに来ます。虫が苦手な人は蚊取り線香や長袖を用意しておくと快適です。

温泉|歩いていける”実質の風呂”がソロに効く

このキャンプ場にはシャワー室がありません。その代わり、すぐ隣にびふか温泉があるのが最大の武器です。

日帰り入浴は11:00〜21:00、大人(中学生以上)500円・4歳〜小学生250円・3歳以下無料。無味無臭の冷鉱泉で、サウナとジェットバスも完備しています。ボディソープ・リンスインシャンプー・ドライヤーが備え付けなので、タオル1枚(フェイス100円・バス200円で現地レンタルも可)持っていけば手ぶらでもOKです。

キャンプ場からの距離が近く、汗を流して一杯やって、また戻る、という動線が成立します。ソロだと風呂まわりが手薄になりがちですが、ここは温泉が隣接しているおかげでサッパリできる。地味ですが、これは大きなプラスです。

※毎週月曜は浴室清掃のため17時からの営業(月曜が祝日の場合は翌平日)。昼のうちに入りたい月曜利用は注意しておきましょう。

チョウザメ館|無料で餌やりまでできる、隠れMVP

園内にある チョウザメ館は入場無料。世界三大珍味キャビアで知られるチョウザメを、間近でたくさん見られます。餌やりもできて、すぐそばで観察できるのが面白い。

「一人でも目的地になる施設がある」というのは、ソロキャンにとって想像以上に効きます。テントを張って終わりではなく、ふらっと立ち寄れる場所があるだけで、時間の使い方に余白が生まれる。ここは声を大にしておすすめしたいポイントです。

野外ステージ|時期が合えばローカルFesも

園内には野外ステージがあり、時期によってはイベントやライブが開催されることがあります。

私自身、別の年に「凹地野音Fes」というローカルなイベントに スタッフとして関わったことがあります。毎年ほぼ同じ時期に開催されている、観光サイトにはほとんど出てこない地域密着のお祭りです。

(※今回のソロ泊はこのイベントとは日程が別でした。念のため)

もし訪問の時期がこうしたイベントとかぶれば、ソロで行っても屋台と音楽をひとりで楽しめるという、静かなキャンプとはまた違った過ごし方ができます。逆に「とにかく静かに過ごしたい」人は、イベント日を外して計画するのが無難です。開催日は事前に美深町・びふかアイランドの情報をチェックしておくと安心です。

⑤ 周辺施設

買い出し|”名寄でしっかり”が正解

これは声を大にして言いたい。周辺で本格的な買い出しはできません。

キャンプ場に売店はなく、美深市街まで出ないとお店がありません。しかも美深市街まで車で片道10〜20分ほどかかります。美深には日本最北端のセブンイレブンがあり、セイコーマート・美深スーパー・ラルズマート美深店もありますが、どれも小規模。最終の buy 足しには使えても、まとめ買いには物足りません。

しっかり買い込むなら、南へ約40kmの 名寄のイオン名寄ショッピングセンター(食品・日用品が揃う、9:00〜20:00)が正解。近くにマックスバリュ名寄店もあります。

旭川方面から向かうなら、旭川で食材・飲み物・調味料を全部積んでから来るのが一番ラクです。現地調達をアテにすると詰みます。

温泉・道の駅|拠点性は道北トップクラス

隣接のびふか温泉に加えて、入口には 道の駅びふか があり、美深の特産品が手に入ります。温泉・道の駅・キャンプ場が徒歩圏に固まっているので、道北ツーリングやロングドライブの拠点としても優秀です。

クマ・虫|可能性は低いが基本装備は

道北なのでヒグマはいると考えるのが前提です。ただ、びふかアイランドは湖に囲まれた地形で、キャンプ場までは人通りのあるエリアや一本道を通って入っていく構造。キャンプ場まで入り込んでくる可能性はかなり低いと感じました。とはいえ、生ゴミの密閉保管・持ち帰りなど基本の対策はしておきましょう。夏場は虫のほうが現実的な相手です。

⑥ まとめ

おすすめ度|ソロでも成立する巨大公園型

「巨大公園型なのにソロが成立する、数少ないキャンプ場」。それがびふかアイランドの結論です。

広さで人との距離が取れて、湖と木々でプライベート感があり、温泉が隣接し、チョウザメ館という一人でも楽しめる目的地がある。この組み合わせが、”にぎやか系”のはずの公園型キャンプ場を、ソロでも心地よい場所にしています。

こんな人におすすめ

  • 大きい公園型はソロだと落ち着かない、と思っていた人
  • 静けさと利便性(温泉・道の駅)を両立させたいソロキャンパー
  • 道北ツーリング・ロングドライブの拠点を探している人
  • テント設営がラクな平坦サイトがいい人
  • キャンプ以外の”目的地”(温泉・チョウザメ館・散策)も欲しい人

逆に、ここは妥協が要る

  • 無音の静寂を求める人 → 長期滞在者が多く、生活音はゼロにならない
  • ハイシーズン(7〜8月)や連休 → 混みやすい。静けさ重視なら時期をずらす
  • 買い出しの利便性 → 現地では無理。名寄か旭川で完結させる前提

次に行く人への改善ヒント TOP3

1. 買い出しは旭川か名寄で完結させる 現地・美深市街ではまとめ買いできません。食材・飲み物・調味料は出発前に積んでいくのが鉄則です。

2. 静けさ重視なら「平日 × 奥のエリア × ハイシーズン回避」 広いので場所を選べば人の気配は避けられます。奥の一段下がった三日月湖ビュー付近は比較的空いている、という声もあります。

3. 入口は事前に地図で確認 入口が道の駅びふかの隣にあり、そこから園内奥へ進む構造。初見だと少し迷いやすいので、道の駅を目印に地図を確認しておくとスムーズです。

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