「丸瀬布のキャンプ場って、熊は出るの?」——そんな不安で検索した方へ。
今回は遠軽町の丸瀬布いこいの森キャンプ場に、5月の桜シーズンにソロで一泊してきました。結論から言うと、設備も温泉も文句なしの完成度。ただ、周囲に1組しかいない静かな夜、テントの中で聞こえてきたのは——熊の鳴き声でした。
15年ソロキャンプを続けてきた目線で、熊のこと・静かに過ごせる時期・行く前に知っておきたいことを正直にまとめます。
① 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 予約 | 要予約(全区画インターネット予約制)※公式サイトで予約 |
| オープン期間 | 4月29日〜10月18日ごろ(年度により変動) |
| チェックイン/アウト | 13:00 / 翌11:00 |
| 受付時間 | 平日 8:45〜17:30 / 土日祝 8:45〜17:00 |
| 売店 | あり(薪・用具レンタル・食事自販機) |
| 住所 | 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利80番地 |
| 電話番号 | 平日:0158-47-2211 / 土日祝:0158-47-2466 |
| サイトタイプ | フリーサイト/第1オートサイト(電源あり)/第2オートサイト(電源なし)/バンガロー |
| 車乗り入れ | 全サイト可 |
料金表(令和8年度)
▼キャンプ場入場料(宿泊・1人1泊)
| 区分 | 繁忙期(A) | 通常期(B) | 閑散期(C) |
|---|---|---|---|
| 高校生以上 | 1,200円 | 800円 | 400円 |
| 小学生以上 | 600円 | 400円 | 200円 |
▼車両入場料(宿泊・1区画1泊)
| 区分 | 繁忙期(A) | 通常期(B) | 閑散期(C) |
|---|---|---|---|
| 普通車(軽自動車以上) | 500円 | 250円 | 100円 |
| 大型車(4t以上) | 800円 | 500円 | 250円 |
| バイク・その他 | 200円 | 100円 | 50円 |
▼施設利用料(宿泊・1区画1泊)
| サイト | 繁忙期(A) | 通常期(B) | 閑散期(C) |
|---|---|---|---|
| フリーサイト | 1,000円 | 500円 | 200円 |
| 第1オートサイト(電源あり) | 4,000円 | 2,500円 | 1,200円 |
| 第2オートサイト(電源なし) | 3,500円 | 2,000円 | 1,000円 |
| バンガロー4人用 | 4,000円 | 2,500円 | 1,200円 |
| バンガロー4人用(高床式) | 6,000円 | 3,500円 | 1,700円 |
| バンガロー5人用 | 3,000円 | — | 1,500円 |
| バンガロー6人用 | 5,000円 | 3,500円 | — |
| バンガロー6人用(テラス付き) | 8,000円 | 5,000円 | 2,500円 |
宿泊料金は「(入場料×人数)+施設利用料」で計算します。繁忙期・通常期・閑散期の区分は年度ごとに変わるので、公式サイトの料金早見カレンダーで必ず確認してください。
② キャンプ場の雰囲気
5月、桜のシーズンに合わせて丸瀬布いこいの森へ向かいました。
遠軽市街から道道を10kmほど奥に進み、橋を渡ってキャンプ場に入ると、園内の特定エリアに集中して咲く桜が目に飛び込んできます。サイトとは別の場所なのですが、その見事さに思わず足が止まりました。北海道の5月、遅い春がここにはあります。
このキャンプ場を一言で言うと「遊び場つきキャンプ場」。SL、ゴーカート、バスケコート、公園、川、釣り——これだけ揃っていれば子どもは一日中飽きないはず。ソロキャンパーとして訪れた自分には少し賑やかな場所ではありますが、設備の充実度と温泉の近さは正直かなり魅力的でした。
夜中に熊の声がした話|丸瀬布で一番伝えたいこと
愛用のギンノタラコに潜り込んで、焚き火の残り火を眺めていた夜のことです。
夜中、テントの中で重低音が聞こえました。熊の鳴き声でした。
シーズンを外して周囲に1組しかいない静かな夜だったので、それなりにビビりました。距離感としては、半径1〜2km以内にはいたと思います。このキャンプ場は市街から10km奥に入った場所にあって、まわりは武利川と森。自然のど真ん中にいるという当たり前の事実を、その鳴き声が改めて教えてくれました。
脅かしたいわけではありません。設備が整っていても、ここは“山の中”だという前提だけは持っておいてほしいんです。実際、丸瀬布エリアは過去にも熊の目撃情報が出ています。行く前にこれだけは押さえておくと安心です。
- 出没情報をキャンプ場(センターハウス)か遠軽町の情報で事前確認
おすすめのサイト「クママップ」 - 熊鈴・ラジオなど音の出るものを携行
- 食材・生ゴミは密閉保管、撤収時は必ず持ち帰る
- 夜間の単独行動・ゴミの放置は避ける
それを踏まえた上で言うと、丸瀬布いこいの森は完成度の高いキャンプ場です。怖がって避けるより、知った上で静かな夜を楽しむ。そのための情報としてどうぞ。
③ 独断と偏見の評価
レーダーとスコアバーの通り、サイト・炊事場・ロケーションは高評価。一方で静かさはシーズン次第で大きく振れます。ソロで静かに過ごしたいなら「いつ行くか」が決め手。詳しくは次の施設紹介とまとめで解説します。
④ 施設紹介
センターハウス チェックインの受付はここで行います。薪の販売、各種キャンプ用具のレンタル、コインランドリー(1回200円)、乾燥機(1回100円)、シャワー室(1回200円)が利用可能。連泊にも十分対応できる設備が揃っています。
売店・自販機 売店のラインナップが充実していて、食事系の自販機もあります。忘れ物をしても最低限なんとかなるレベルで助かりました。ただ過信は禁物で、基本的な食材は手前で調達しておくのが無難です。
武利川 サイトのすぐそばを流れる渓流。今回は釣りをしませんでしたが、渓流釣りスポットとして知られていて、次回は竿を持ってきたいところ。北海道らしい冷たく澄んだ川で、夏場は川遊びも楽しめます。
SL「雨宮21号」 かつて丸瀬布で木材運搬に使われた森林鉄道を再現したもので、園内の約2kmの軌道を実際に走行します。乗車料金は大人800円・小人400円。通常は土日祝の運行で、夏休みや大型連休は平日も走ります。今回は乗りませんでしたが、黒煙を上げながら走る姿は絵になりました。一人でも乗ったらいい思い出になるはず。次回は乗りたい。
その他アクティビティ ゴーカート(1人乗り300円・2人乗り500円)、ローラースケート、バッテリーカー、テニスコート、自転車レンタル、パークゴルフ場など。キャンプそっちのけで遊べてしまうほどの充実ぶりです。
⑤ 周辺施設
丸瀬布温泉やまびこ キャンプ場から道路を挟んですぐ向かい側。営業時間は10:00〜21:00(4〜10月)、料金は中学生以上500円(貸しタオル付き)。定休日は毎週火曜(夏休み期間は無休)。焚き火後にさっと歩いて行けるこの距離感は最高で、連泊するなら毎晩お世話になること間違いなしです。
買い出し 最寄りのセイコーマートまで約10km。遠軽市街まで出ればスーパーも使えますが、いずれにせよ現地に着いてから買い出しに行くのは時間がもったいない。旭川や北見方面から来るなら、途中で済ませておくのがベストです。
昆虫生態館 公園のすぐ近くにある施設で、夏場は子ども連れに人気。クワガタなどの昆虫採集が楽しめるエリアもあり、キャンプと合わせて一日過ごせます。
⑥ 今回使ったギア
| ギア名 | 一言コメント | リンク |
|---|---|---|
| DOD レンコンテントM | ワンポール構造で設営が速く砂利の傾斜サイトでも安定 | Amazonで価格を見る 楽天で価格を見る |
| DOD ギンノタラコ | 5月の夜でも暖かい封筒型シュラフ。 熊の声を聞いた夜も、これに潜って朝まで安眠 | 廃盤 |
| DOD ソトネノサソイS | 底冷えしないインフレーターマット。 砂利サイトでも快適 | Amazonで価格を見る 楽天で価格を見る |
| SOTO レギュレーターストーブ | 寒い時間帯でも火力が安定する定番バーナー | Amazonで価格を見る 楽天で価格を見る |
⑦ まとめ
おすすめ度:★★★★☆
設備・温泉・アクセス・コスパ、どれをとっても完成度の高いキャンプ場でした。熊の声がした夜も含めて、北海道の自然のど真ん中にいることを実感できた一泊です。
こんな人におすすめ
- 子ども連れのファミリーキャンプ → 文句なし、最高の選択肢
- 温泉セットで楽しみたいキャンパー → 向かいに温泉があるので最高
- 道東・オホーツク方面への旅の途中に一泊したい → ベースキャンプとして優秀
- ソロキャンパー → シーズンを外した平日に限り、かなり快適
賑やかなキャンプ場が苦手なソロキャンパーには、正直向かないシーズンもあります。でも5月の桜シーズン、人が少ない時期を狙って行くなら、桜・川・温泉・充実した設備が揃った、コスパの高い選択肢になります。熊のことだけ事前に押さえて、静かな夜を取りに行ってください。
次に行く人への改善TOP3
熊の出没情報を事前確認 — センターハウスor遠軽町情報orクママップで当日の状況をチェック。熊鈴・ゴミ管理は必須
時期は「平日×オフシーズン」を狙う — 静かさはシーズンで激変。ソロは閑散期(C)の平日が断然おすすめ
買い出しは手前で完結 — コンビニまで約10km。現地着後の買い出しは時間の無駄